説明
こちらは、1902年 イギリス エドワード7世 戴冠記念プルーフセットに収録された主要銀貨「クラウン(Crown/5シリング)銀貨」、ベネデット・ピストルッチ作「聖ジョージのドラゴン退治」意匠、当時特有の「マットプルーフ(Matte Proof/艶消し仕上げ)」、NGC PF63 MATTE鑑定品になります。
■ 1902年 エドワード7世戴冠記念プルーフセットについて
1902年8月9日、ヴィクトリア女王の跡を継ぎ、ウェストミンスター寺院で正式に戴冠式を挙げたエドワード7世(在位1901-1910年)を記念して、ロンドン王立造幣局が特別に発行した記念貨がこの「1902 Coronation Proof Set(戴冠記念プルーフセット)」です。
セットは5ポンド金貨・2ポンド金貨・ソブリン金貨・ハーフソブリン金貨・クラウン銀貨・ハーフクラウン銀貨・フローリン銀貨・シリング銀貨・6ペンス銀貨・3ペンス銀貨・マンディ・セット(4d/3d/2d/1d)といった全11枚(金貨4枚+銀貨7枚)で構成され、発行数はわずか15,123セットに限定発行された歴史的発行物です。
最大の特徴が「マットプルーフ(Matte Proof)」仕上げです。通常のブリリアントプルーフ(鏡面仕上げ)とは異なり、表面に細かな粒状加工を施し光沢を抑えた"艶消し"の霧面質感を持つ独特の仕上げで、英国貨幣史上でも1902年戴冠記念プルーフセットに採用された特別な仕様として知られており、コレクター人気の高い名品となっております。
■ 意匠
表面: エドワード7世の右向き胸像。ジョージ・ウィリアム・ド・ソーレスによる写実的で威厳ある肖像です。周囲にはラテン語銘文「EDWARDVS VII DEI GRA BRITT OMN REX F D IND IMP」(「神の恩寵によりし全ブリタニアの王、信仰の擁護者、インド皇帝、エドワード7世」)が刻まれ、大英帝国最盛期の威光を今に伝えます。
裏面: イタリア出身の彫刻家ベネデット・ピストルッチ(1783-1855)が1817年に原画を制作した英国貨幣意匠の最高傑作「聖ジョージのドラゴン退治」。裸身のジョージ聖人が疾走する軍馬上で剣を振り上げ、地に伏したドラゴンへとどめを刺す劇的な瞬間を高浮彫りで表現。下部に「1902」年号が刻まれます。19世紀初頭のジョージ3世治世に登場して以来、ソブリン金貨・クラウン銀貨など英国主要貨幣の裏面を飾り続ける不朽の名意匠です。
【スペック】
額面:1クラウン
銀品位:.925(スターリングシルバー)
重量:28.2759g
直径:38.61mm
発行年:1902年
発行元:ロンドン王立造幣局(Royal Mint, London)
種別:マットプルーフ(Matte Proof)
【鑑定情報】
NGCにてPF 63 MATTE鑑定を獲得。マット仕上げの霧面が均一に保たれた良好個体で、120年余の歳月を経ての保存状態としては非常に評価できる一枚となっております。
鑑定直後でスラブも大変綺麗な状態です。
【オークション情報】
価格は年々上昇傾向で、直近2026年5月4日に823.5ドル、141847円で落札(823.5×156.59(当時為替)×1.1(輸入消費税))されております。

オークション価格と同等にて出品になります。
英国王室・エドワード7世治世・大英帝国期のコインコレクター、ピストルッチ意匠愛好家、プルーフセット収集家の皆様にお勧めの一枚となっております。














