説明
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こちらは、古代南インド・西ガンガ朝(Western Gangas of Talakad)のパゴダ金貨「パゴダ(Pagoda)」3.77g、PCGS MS62 鑑定品(フリードバーグ・カタログ Fr-288/時代区分AD900-1327年)になります。
西ガンガ朝(Western Ganga Dynasty)は、4世紀から10世紀にかけて南インド・カルナータカ地方を支配した古代王朝で、その都を「タラカド(Talakad/現カルナータカ州マイソール地方)」に置きました。
インド南部における初期中世史において重要な役割を果たし、ジャイナ教を篤く保護した王朝としても知られています。彼らの治世下では、シュラヴァナベルゴラ(Shravanabelagola)の有名なゴンマテーシュワラ(Bahubali)巨像(一枚岩から彫り出された世界最大級のジャイナ教像)など、現代まで遺る不朽の文化遺産が築かれました。
西ガンガ朝のパゴダ金貨は、南インド・ドラヴィダ地域における主要金貨「ハナム/ガッヤナ(Honnu/Gadyana)」の系譜に連なる伝統的金貨で、上部に象(カリブハ/kalibha)を立体的に打刻した「象パゴダ(Elephant Pagoda)」として南インド金貨史を代表する貴重な意匠を有します。
象は古代インドにおいて王権・武威・繁栄・吉祥の象徴であり、特に南インド諸王朝においては王家の威厳と神聖を示す最高位のシンボルでした。
本タイプ(Friedberg-288 「Western Gangas of Talakad」)は、西ガンガ朝の本流系のみならず、後継・周辺諸王朝(ホイサラ朝、ヴィジャヤナガル朝など)によっても踏襲・模倣鋳造され、AD900年から1327年に及ぶ400年以上の長期間にわたり南インド経済圏で流通した極めて重要な貨幣類型です。そのためPCGSのラベルにおいても、特定王個人ではなく王朝・王朝系列の名称と長期年代範囲(900-1327)が記載される、古代南インド貨幣に特有のクラシフィケーションが採用されています。
南インド・カルナータカ地方は古来から砂金産出地として知られ、コラール(Kolar)等の金鉱は古代世界有数の規模を誇りました。本品もこの豊かな金資源を背景に鋳造された純度の高い金貨で、約1,000年の時を超え今日まで美しい黄金光を保つ歴史の証人です。
表面:精緻な姿で立つカリブハ(聖象)の打刻。古代南インド王朝の威光と吉祥を象徴する意匠で、上部に太陽・月などの宇宙象徴、または小さなシンボルが配される伝統的構成です。打刻技法は古代インド独自の「ダンプ貨(dump coinage)」と呼ばれる、小型で厚みのある特徴的フランに高浮彫りで刻まれます。
裏面:花弁文または装飾的シュリヴァツァ(Shrivatsa/吉祥紋)の意匠が刻まれ、上部に「श्री」(Sri/神聖な称号)等を表すデーヴァナーガリーまたは古代カンナダ語の銘文が配されることが多い意匠形式です。
【スペック】
材質:金(古代南インド産・高純度金)
重量:3.77g
直径:約9〜10mm(厚いダンプ貨形式)
鋳造時期:AD900-1327年(西ガンガ朝本流および後継・模鋳期を含む長期発行)
鋳造王朝:西ガンガ朝(タラカドの西ガンガス)
カタログ参照:Friedberg-288("Gangas of Talakad")
【鑑定情報】
PCGSにてMS62の高鑑定を獲得しております。
約700〜1,100年前の古代南インド金貨でありながら、象意匠のディテール、フラン全体の黄金光、フィールドの保存状態いずれも良好な、現代の規格品にはない一点物の風格を備えています。
【オークション情報】
国内オークションにて2025年1月にNGC同グレードコインが42.1万円で落札されております。

直近の国内オークションにて2026年7月にNGC同グレードコインが38.8万円で落札されております。
こちらはMS65と同時出品となり100万越えでの落札となった為、見劣りした印象です。


インドパゴダ金貨は上昇傾向である事は間違いない印象です。オークション価格より若干下回る価格での出品ですので、是非ご検討下さい!
古代インドにおいて王権・武威・繁栄・吉祥の象徴である象が描かれた人気デザインの高鑑定コインを、是非ご検討頂ければ幸いです!














