AD787-789年 古代タバリスタン アッバース朝総督 スレイマーン ヘミドラクマ銀貨 サーサン朝様式継承 NGC Ancients MS 鑑定品

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説明

こちらは、古代タバリスタン(現・イラン北部マーザンダラーン州) アッバース朝支配下、総督スレイマーン(Sulayman) 治世(AD 787-789年)に発行された ヘミドラクマ銀貨サーサン朝様式 を継承したアラブ・サーサン朝転換期の希少銀貨、NGC Ancients MS鑑定品となります。


■ タバリスタンとアラブ・サーサン朝銀貨について

タバリスタン は、カスピ海南岸に位置する古代イラン北部の歴史地域で、7世紀のイスラム征服後も サーサン朝時代の伝統文化・貨幣様式を色濃く残した 半独立的な地域として長らく存続しました。

651年のサーサン朝滅亡後、イラン各地の造幣所は徐々にアラビア語銘・イスラム式意匠へと移行しましたが、タバリスタンでは8世紀後半まで、サーサン朝伝統の「王の肖像」+「拝火壇」意匠を継承した銀貨(ヘミドラクマ)が発行され続けました。これらは「アラブ・サーサン朝コイン」と総称され、イスラム世界とゾロアスター教文化の融合を象徴する 極めて興味深い過渡期貨幣として、世界の古代コインコレクターから高い評価を受けています。


■ スレイマーン(Sulayman)について

スレイマーンは、アッバース朝カリフ・ハールーン・アッ=ラシード( 786-809年) 治世下でタバリスタンを統治した総督で、AD 787-789年(ヒジュラ暦171-173年) に本銀貨を発行しました。アッバース朝黄金期の統治体制の一端を示す歴史的貨幣です。


■ 意匠

表面: サーサン朝伝統の王冠を戴いた統治者の右向き横顔胸像。胸像の胸元付近に菱形内に「Bakh」(バフ) の刻印("afzut"の変形とされ、"増大せよ・繁栄あれ"を意味する伝統的祝辞)。周囲にパフラヴィー文字とアラビア語の混合銘文、四隅に星印装飾。

裏面: ゾロアスター教の聖なる象徴 「拝火壇」、両脇に護衛の礼拝者2名が立つサーサン朝古典様式意匠。周囲に発行地・発行年銘文。


【スペック】
発行地:タバリスタン(現・イラン北部)
時代:アッバース朝支配下・アラブ・サーサン朝様式継承期
統治者:総督スレイマーン(Sulayman)
発行年:AD 787-789年(ヒジュラ暦171-173年)
額面:AR Hemidrachm(ヘミドラクマ)
金属:銀(Silver)

【鑑定情報】
NGC Ancients にて MS(未使用) 鑑定を獲得。1,200年以上を経ながらも極めて良好な保存状態を保った希少個体です。
鑑定番号:6841557-053

古代イスラム世界史・サーサン朝ペルシア史・シルクロード交易史ファン、ゾロアスター教文化・イラン古代史コレクター、古代銀貨愛好家の皆様に、1,200年前の本物の歴史 を手にできる貴重な一枚として自信を持ってお勧め致します。

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