説明
こちらは、1991年 イギリス 1/2ソブリン金貨 NGC PF69 ULTRA CAMEO 鑑定品になります。
イギリス・ソブリン金貨は、1817年にナポレオン戦争後の通貨改革に伴って復活した英国を代表する金貨で、その半額面である「ハーフソブリン金貨」もこれと同時期から発行されている英国金貨史上最も伝統あるシリーズの一つです。直径わずか19.3mm・純金量約3.66gという可憐なサイズに、英国コイン芸術の精華を凝縮した名作として、19世紀のヴィクトリア朝から現代に至るまで、200年以上にわたり世界中のコレクターに愛され続けています。
本1991年銘は、エリザベス2世女王在位中にロイヤルミント(英国王立造幣局)が公式に発行したプルーフ仕様で、ビジネスストライク(一般流通用)の発行がなく、コレクター向けプルーフ仕様のみが発行された年銘にあたります。1991年のプルーフ・ハーフソブリンは発行枚数約7,000枚前後と限定的で、マクラウフ第3肖像期(1985-1997年)のハーフソブリンの中でも比較的少発行年に位置付けられる希少年銘です。
表面:ラファエル・マクラウフ(Raphael Maklouf, 1937-)作のエリザベス2世女王肖像(第3肖像/1985-1997年使用)。王冠を戴き気品ある斜め45度の視線を投げかける優雅な構図で、ヴィクトリア朝ジュビリー・ヘッドの伝統を現代に蘇らせた20世紀後半英国コイン肖像芸術の代表作とも評される名品です。周囲に「ELIZABETH·II·DEI·GRA·REG·F·D」(神の恩寵によりエリザベス2世女王、信仰の擁護者)の銘文が刻まれています。
裏面:英国金貨の代名詞、イタリア人彫刻家ベネデット・ピストルッチ(Benedetto Pistrucci, 1783-1855)作の不朽の名作「セント・ジョージ竜退治(St. George slaying the Dragon)」が刻まれます。馬上のセント・ジョージが槍を振るって悪龍に挑む躍動感あふれる構図は、1817年初鋳以来200年以上にわたり英国金貨を象徴する金字塔的デザインで、19世紀新古典主義彫刻芸術の到達点とも称される傑作です。下部に発行年「1991」が記されています。
【スペック】
金品位:0.9167(22金)
重量:3.99g(純金量 約3.66g)
直径:19.30mm
額面:1/2ソブリン
仕上げ:プルーフ(ウルトラカメオ)
発行:1991年 英国王立造幣局(Royal Mint)/プルーフ仕様限定発行(発行枚数約7,000枚前後)
【鑑定情報】
NGCにてPF69 ULTRA CAMEO の準最高鑑定を獲得しております。
1991年プルーフ・ハーフソブリンは、(1) マクラウフ第3肖像期の希少年銘という発行学的価値、(2) ピストルッチ・セントジョージ意匠の伝統美を凝縮した美術的価値、(3) ロイヤルミント公式プルーフ仕様の確かな品質という三つを兼ね備えた、英国近代金貨の入門・コレクション双方に最適な一枚です。
ソブリン・シリーズのコレクション、英国アンティークコイン愛好家、また贈答品としても、是非ご検討頂ければ幸いです!














